マヨネーズに使われる添加物とは?おすすめの無添加マヨネーズを6つ紹介!

無添加食品
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調味料としてよく使われる「マヨネーズ」。

様々な料理に使用できることから、1つは常備している家庭も多いのではないでしょうか?

しかし、数あるマヨネーズ製品の中には、避けたい添加物が含まれているものも少なからずあります。

そこで本記事では、マヨネーズに使われる原材料や添加物、おすすめの無添加マヨネーズを紹介します。

マヨネーズの添加物が気になる方や、無添加マヨネーズを探している方には役に立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

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マヨネーズの原材料と製造方法

数あるマヨネーズ製品の中には添加物が複数使われているものもありますが、実はマヨネーズは以下のようなシンプルな原材料で作ることができます。

  • 食酢
  • 油(食用植物油脂)

製造方法にあたっては、油以外の原材料を均一に混ぜた後、攪拌しながら油を投入し、乳化させて完成です。

ただし、基本的には風味や保存性を高めるなどの目的で、食塩、糖類、香辛料なども一緒に使われます。

マヨネーズはこのようないたってシンプルな原材料で作ることができるので、原材料名にこれら以外の聞き慣れないものが入っていれば添加物の可能性があると言えるでしょう。

ちなみに、日本農林規格(JAS)ではマヨネーズは「ドレッシング」に分類され、以下のように定義されています。

半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、蜂蜜、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料及び添加物を使用していないものであって、原材料及び添加物に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう。

引用:農林水産省「ドレッシングの日本農林規格」(1~2ページ)

サラダクリーミードレッシングとは?

マヨネーズ製品の中にはカロリーを低く抑えたもの(カロリーハーフなど)もあり、このようなマヨネーズは「サラダクリーミードレッシング」と呼ばれます。

サラダクリーミードレッシングもJASによって規格が定められており、定義は以下の通りです。

半固体状ドレッシングのうち、卵黄及びでん粉又は糊料を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、でん粉(加工でん粉を含む。)、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、蜂蜜、香辛料、乳化剤、糊料、調味料(アミノ酸等)、酸味料、着色料及び香辛料抽出物以外の原材料及び添加物を使用していないものであって、原材料及び添加物に占める食用植物油脂の重量の割合が10%以上50%未満のものをいう。

引用:農林水産省「ドレッシングの日本農林規格」(2ページ)

通常のマヨネーズと異なる点は、使用できる原材料と添加物が多いこと、そして原材料及び添加物に占める食用植物油脂の重量の割合が少ないことです。

サラダクリーミードレッシングは通常のマヨネーズよりも食用植物油脂の比率が低いため、カロリーを低く抑えられます。

しかし、使用できる原材料と添加物が多いため、添加物の摂取が増えるという懸念があります。

使用できる原材料・添加物について、通常のマヨネーズとどれくらい差があるのか、次で見ていきましょう。

マヨネーズに使用できる原材料・添加物

マヨネーズ、及びサラダクリーミードレッシングに使用できる原材料・添加物は、それぞれJAS規格で決められています。

ここでは、原材料と添加物に分け、それぞれで使用が認められているものを紹介します。

使用が認められている原材料

マヨネーズ、及びサラダクリーミードレッシングへの使用が認められている原材料は以下の通りです。

マヨネーズサラダクリーミードレッシング
1. 食用植物油脂
2. 醸造酢及びかんきつ類の果汁
3. 卵黄及び卵白
4. たん白加水分解物
5. 食塩
6. 砂糖類
7. 蜂蜜
8. 香辛料
1. 食用植物油脂
2. 醸造酢及びかんきつ類の果汁
3. 卵黄及び卵白
4. たん白加水分解物
5. 食塩
6. 砂糖類
7. 蜂蜜
8. でん粉
9. 香辛料

参考:農林水産省「ドレッシングの日本農林規格」

サラダクリーミードレッシングはマヨネーズよりも使用できる原材料が1種類多く、でん粉の使用が認められています。

使用が認められている添加物

JAS規格では、マヨネーズ、及びサラダクリーミードレッシングに使用できる添加物について、以下のように定められています。

  1. 国際連合食糧農業機関及び世界保健機関合同の食品規格委員会が定めた食品添加物に関する一般規格(CODEX STAN 192-1995,Rev.7-2006)3.2の規定に適合するものであって、かつ、その使用条件は同規格3.3の規定に適合していること。
  2. 使用量が正確に記録され、かつ、その記録が保管されているものであること。
  3. 1の規定に適合している旨の情報が、一般消費者に次のいずれかの方法により伝達されるものであること。ただし、業務用の製品に使用する場合にあっては、この限りでない。
    (1) インターネットを利用し公衆の閲覧に供する方法
    (2) 冊子、リーフレットその他の一般消費者の目につきやすいものに表示する方法
    (3) 店舗内の一般消費者の目につきやすい場所に表示する方法
    (4) 製品に問合せ窓口を明記の上、一般消費者からの求めに応じて当該一般消費者に伝達する方法
引用:農林水産省「ドレッシングの日本農林規格」

難しい内容となっていますが、具体的に使用できる添加物は以下の通りです。

マヨネーズサラダクリーミードレッシング
1. 調味料 ・5’-イノシン酸二ナトリウム
・5’-グアニル酸二ナトリウム
・L-グルタミン酸ナトリウム
・コハク酸二ナトリウム
・5’-リボヌクレオチド二ナトリウム 
1. 調味料 ・5’-イノシン酸二ナトリウム
・5’-グアニル酸二ナトリウム
・L-グルタミン酸ナトリウム
・コハク酸二ナトリウム
・5’-リボヌクレオチド二ナトリウム
2. 香辛料抽出物2. 酸味料クエン酸
3. 乳化剤・酵素処理レシチン
・酵素分解レシチン
・植物レシチン
・分別レシチン
・卵黄レシチン
4. 着色料・ニンジンカロテン
・トウガラシ色素
・パーム油カロテン
5. 糊料・カラギナン
・キサンタンガム
・グァーガム
・タマリンドシードガム
・ペクチン
6. 香辛料抽出物
7. 増粘剤加工でん粉
・アセチル化アジピン酸架橋デンプン
・アセチル化リン酸架橋デンプン
・アセチル化酸化デンプン
・オクテニルコハク酸デンプンナトリウム
・酢酸デンプン
・酸化デンプン
・ヒドロキシプロピルデンプン
・ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン
・リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン
・リン酸化デンプン
・リン酸架橋デンプン

参考:日本食品分析センター「ドレッシングの原材料として使用できる添加物のリスト」

サラダクリーミードレッシングはマヨネーズに比べて使用できる添加物が5種類多く、酸味料、乳化剤、着色料、糊料、増粘剤の使用が認められています。

このように、使用が認められている添加物はサラダクリーミードレッシングの方が圧倒的に多いです。

マヨネーズに使用される避けたい原材料・添加物と注意点

マヨネーズ、及びサラダクリーミードレッシングに使用される原材料・添加物の中には、注意したいものもあります。

特にサラダクリーミードレッシングに関してはいくつか避けたいものがあるので、ここではこのような避けたい原材料・添加物を紹介します。

避けたい原材料・添加物

マヨネーズ、サラダクリーミードレッシングによく使用される避けたい原材料・添加物は以下の通りです。

たんぱく加水分解物

たんぱく加水分解物は食品に旨味を出すために使用される原材料です。

マヨネーズやサラダクリーミードレッシングに対しては、旨味をプラスする目的で使用されることがあります。

たんぱく加水分解物は植物性のたんぱく質を主に塩酸で加水分解して作られますが、製造工程で発がん性副産物の生成が確認されており、原料への混入の可能性も否定できません。

できれば避けた方が良い原材料と言えるでしょう。

ちなみに、たんぱく加水分解物はあくまで原材料であり、添加物ではないため、原材料名では「/」よりも手前に記載されています。原材料名を見る際には注意しましょう。

たんぱく加水分解物の危険性の詳細はこちら

調味料(アミノ酸等)

調味料(アミノ酸等)は食品に旨みを出すために使われる添加物です。

マヨネーズやサラダクリーミードレッシングには、旨味を付け加える目的で使用されることがあります。

調味料(アミノ酸等)は旨味が非常に強く、慣れてしまうと味覚が鈍くなる可能性も否定できないので、できれば避けた方が良い添加物と言えるでしょう。

ちなみに、調味料(アミノ酸等)は数種類の調味料を使用している時に使われる一括名称で、マヨネーズやサラダクリーミードレッシングの場合にはL-グルタミン酸ナトリウムを主としてもう1種類以上の調味料を使用している場合に使われます。

糊料

糊料は食品の粘性を高めるなどの目的で使用される添加物です。

増粘安定剤などとも呼ばれており、サラダクリーミードレッシングに対しては粘性を高めるほか、乳化の安定性を高める目的で使用されます。

サラダクリーミードレッシングに使用される糊料は全部で5種類ありますが、中でもカラギナンには発がん性の疑いが、キサンタンガムには原料に遺伝子組み換えのとうもろこしが使用されている可能性があります。

糊料と一括表示されることも多く、カラギナンやキサンタンガムが使われている可能性も否定できないので、できれば避けた方が良いと言えるでしょう。

糊料(増粘安定剤)の危険性の詳細はこちら

加工でん粉

加工でん粉も食品の粘性を高めるなどの目的で使われる添加物です。

マヨネーズに対しては使用が認められていませんが、サラダクリーミードレッシングでは増粘剤として使われることがあります。

サラダクリーミードレッシングに使用できる加工でん粉は全部で11種類ありますが、中でも「ヒドロキシプロピルデンプン」と「ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン」には発がん性の疑いがあります。

また、加工でん粉は原料にでん粉を使用しますが、このでん粉はとうもろこし由来のものが多く、遺伝子組み換えのとうもろこしを使用している可能性も否定できません。

そのため、できれば避けた方が良い添加物と言えるでしょう。

加工でん粉の危険性の詳細はこちら

使用される油について

マヨネーズは全重量のうち65%以上、サラダクリーミードレッシングは全重量のうち10%以上50%未満が油となっています。

このように、マヨネーズやサラダクリーミードレッシングでは使用される油の割合が多いため、できるだけ良質な油を使用しているものを選んだ方が安心です。

マヨネーズやサラダクリーミードレッシング製品の中には、原材料名に「食用植物油脂(国内製造)」と記載されているものもありますが、このような油には以下のような懸念があります。

  • 外国産の安価なものが多い
  • 遺伝子組み換え作物が原料になっている可能性がある
  • トランス脂肪酸が少なからず含まれている
  • ω-6系脂肪酸が多い
  • ヘキサンという有機溶剤で抽出されている

そのため、使用される油についてはできるだけ明確にされているものを選んだ方が良いでしょう。

おすすめの無添加マヨネーズ6選

マヨネーズ、及びサラダクリーミードレッシングに使用される原材料・添加物については先述の通りで、中には避けたいものもあります。

そこで、ここではおすすめの無添加マヨネーズを6つ紹介します。

マヨネーズの添加物が気になる方や、無添加マヨネーズを探している方はぜひ参考にしてください。

①【ななくさの郷】松田のマヨネーズ

【原材料】なたね油、卵、りんご酢、塩(海の精)、蜂蜜、マスタード、ニンニク、コショウ、ショウガ

こちらのマヨネーズは埼玉県の「ななくさの郷」が販売しているマヨネーズです。

とにかく原材料にこだわっているのが特徴で、油は米澤製油の圧搾一番絞りのなたね油、卵は平飼い卵の全卵を使用しています。

また、食塩も天日塩として有名な「海の精」を使用しており、りんご酢とコショウ、ショウガはそれぞれオーガニックのものを使用しています。

マスタードの量の違いによって甘口と辛口の2種類のタイプがあり、素材の味を生かした自然でまろやかな味わいのマヨネーズです。

ちなみに、JAS規格ではマヨネーズの原材料に蜂蜜がありますが、ここに蜂蜜が加えられたのはこちらのマヨネーズの影響と言われています。

②【創健社】有精卵マヨネーズ

【原材料】食用植物油脂(なたね油、べに花油)(国内製造)、卵黄(鶏卵(国産))、醸造酢、砂糖、食塩、香辛料、(一部に卵・りんごを含む)

こちらのマヨネーズは無添加食品を多く扱う「創健社」が販売しているマヨネーズです。

食用植物油脂には圧搾製法のみでしぼったなたね油とべに花油をブレンド、卵黄は平飼いの有精卵、砂糖は北海道産のてんさい糖を使用しています。

あっさりしたまろやかな風味が特徴のマヨネーズです。

スーパーの店頭などでも比較的見かけやすいマヨネーズとなっています。

③【ムソー】平飼い鶏の有精卵マヨネーズ

【原材料】なたね油(国内製造)、卵、りんご酢、果実酢、砂糖、食塩、香辛料

こちらのマヨネーズは自然食品・オーガニック食品を取り扱う「ムソー」が販売しているマヨネーズです。

油は圧搾一番搾りのなたね油、卵は平飼いの有精卵を使用しており、有機りんご酢と瀬戸内レモンの果実酢をブレンドしています。

調味料(アミノ酸等)などは一切使用しておらず、シンプルで素朴な味わいが特徴のマヨネーズです。

④【ビオ・マルシェ】マヨネーズ

【原材料】食用なたね油(国内製造)、有機りんご酢、卵黄(卵を含む)、砂糖、食塩、からし

こちらのマヨネーズはオーガニック食品を扱う「ビオ・マルシェ」が販売しているマヨネーズです。

油はオーストラリア産の非遺伝子組み換えで圧搾一番搾りのなたね油、卵黄は新鮮な平飼い卵、食塩はオーストラリアの天日塩と沖縄の海水を釜で炊いた塩を使用しています。

また、砂糖には鹿児島県種子島産のサトウキビのみを使用したビオ・マルシェオリジナルの「洗双糖」を使用しており、りんご酢はじっくり発酵させた天然醸造の有機りんご酢を使用しています。

しっかりとしたコクと旨みが特徴のマヨネーズです。

⑤【サン・ファーム】ひなたまこっこ生命(いのち)のマヨネーズ

【原材料】食用なたね油(国内製造・遺伝子組み換えでない)、卵黄(卵を含む)、ぶどう酢、砂糖、食塩、白こしょう、マスタード

こちらのマヨネーズは熊本県の卵牧場「サン・ファーム」が販売しているマヨネーズです。

サン・ファーム自家農場の卵を贅沢に使用しており、卵の旨味がたっぷりと詰まっているのが特徴となっています。

添加物は一切使用しておらず、油は非遺伝子組み換えの国産なたね油を使用しているなど、卵以外の原材料にもこだわって作られたマヨネーズです。

チューブタイプ以外に瓶詰めタイプもあります。

⑥【オーサワジャパン】オーサワの豆乳マヨ

【原材料】なたね油、豆乳[大豆(国産)]、りんご酢、有機白味噌、食塩(海の精)、メープルシュガー、マスタード(カナダ他)、こしょう(インドネシア)

こちらのマヨネーズは自然食品を扱う「オーサワジャパン」が販売しているマヨネーズ風調味料です。

卵の代わりに国産大豆の豆乳を使用して作られており、一般的なマヨネーズとは異なるマヨネーズ風の調味料となっています。

油は圧搾法なたね油を使用しており、砂糖や化学調味料は不使用で、有機白味噌を隠し味としたコクが特徴の調味料です。

卵が使用されていないことから、ビーガンにも対応しています。

まとめ

様々な料理に使える「マヨネーズ」。

最近では様々なマヨネーズ製品がありますが、中には避けたい原材料や添加物が含まれているものもあります。

マヨネーズを購入する際には原材料名を確認し、使用されている原材料や添加物をチェックしておくと安心です。

本記事で紹介した無添加マヨネーズも商品選びの参考にしていただければと思います。

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