食品にはそれぞれ多様な栄養素が含まれており、種々の疾患の予防・改善に効果的な成分を含む食品も数多く存在します。
その中でも、がん予防に効果的な食品があることをご存知でしょうか?
本記事では、がん予防に効果的な食品について解説していきます。
是非最後までご一読ください!
がん予防に効果的な食品とは?
がん予防に効果的な食品とは、一言で言えばデザイナーフーズ・ピラミッドに記載された食品です!
デザイナーフーズ・ピラミッドとはアメリカの国立がん研究所が作成したものであり、がん予防に効果があると考えられる約40種類の食品がピラミッド状に並べられたもの(以下の図)を指しています。
(引用:おいしい大麦研究所 がん予防効果が期待される「デザイナーフーズ」とは?)
デザイナーフーズ・ピラミッドでは、ピラミッドの上のものほど重要度が高く、より高いがん予防効果が期待できるとされています。
記載されている食品としては、野菜や果実、穀類、香辛料、ハーブ、お茶が中心です。
これらの食品にはファイトケミカルという機能性食品成分が豊富に含まれているため、その作用によってがん予防効果が期待できると言われています。ファイトケミカルは植物が紫外線や害虫などの外敵から身を守るために作る成分であることから、野菜や果物などに豊富に含まれているわけです。
デザイナーフーズ・ピラミッドのトップの食品はニンニクとなっており、次いでキャベツ、大豆、甘草、しょうが、にんじん、セロリ、パースニップとなっています。
ニンニクの場合にはアリシンというファイトケミカルが豊富に含まれるので、これが強力ながん予防効果が期待できる理由となっています。ちなみに、ニンニクには疲労回復や強壮作用などもありますが、これらもアリシンによる効果です。
キャベツやしょうが、にんじん、セロリなどもファイトケミカルが豊富に含まれているので、デザイナーフーズ・ピラミッドの中では重要度の高い位置に分類されています。特ににんじんに関してはゲルソン療法で用いられる野菜としても有名なので、がんに対する効果が高いことも納得しやすいのではないでしょうか。
このように、デザイナーフーズ・ピラミッドに記載されている食品にはがん予防効果が期待できるので、これらの食品は是非とも積極的に摂っていきたいですね!
ただし、ニンニクが最上位だからといってニンニクばかりを食べるのではなく、記載されている食品をまんべんなく食べるというスタンスが大切なので、バランスよく食べていくようにしましょう!
コメント