AcetoCare(アセトケア)をご存知でしょうか?
AcetoCareは抗がんハーブのサプリメントで、がんの代替療法の1つとして知られているものです。
AcetoCareはがんに対して驚異的な有効率を誇っており、その効果の高さで一躍有名になったこともあります。
本記事では、AcetoCareとは何か、AcetoCareのがんへの有効性などについて解説しています。
是非最後までご一読ください。
AcetoCareとは?
AcetoCare(アセトケア)とは、Tracy(トレーシー)博士によって開発された抗癌・抗腫瘍特性を持ったハーブのサプリメントで、以前は「GenEpic」と呼ばれていた米国発の代替療法の1つです。
AcetoCareには70種類のビタミンとミネラル、32種類のハーブ、16種類の酵素が含まれており、多種多様な機能性成分が配合されているのが特徴となっています。
AcetoCareの主要成分は「グラビオーラ」と呼ばれる植物成分で、グラビオーラに含まれる「アセトゲニン」という生理活性物質が強力な抗がん作用を発揮します。
そのほかにも、スマ抽出物やゴーヤ抽出物など、抗がん効果が期待されている成分がいくつも配合されており、相乗的な抗がん効果も期待可能です。
なお、AcetoCareは2019年に主要成分の量が倍になり、従来の成分に加えてアンズ種子抽出物(アミグダリン)や赤パプリカ抽出物(キサントフィル)なども追加され、製品名も「AcetoCare Pro」へと変わっています。
AcetoCare、及びAcetoCare Proの詳しい成分については以下の通りです。(以下引用元より拡大版が閲覧できます)
https://yorozu-cl.com/acetocare.html
グラビオーラについては以下の記事でも解説しています。
AcetoCareの抗がん作用のメカニズム
AcetoCareの抗がん作用は、主要成分であるグラビオーラ(アセトゲニン)による部分が大きくなっています。
がん細胞は正常細胞に比べて増殖能力が非常に高く、多量のATP(細胞のエネルギー)を必要としているのが1つの特徴です。
しかし、アセトゲニンにはミトコンドリア呼吸鎖複合体ⅠのNADHユビキノン酸化還元酵素や、血漿細胞膜のNADH酸化酵素を阻害し、がん細胞のATPレベルを低下させる働きがあります。
そのため、アセトゲニンを摂取するとがん細胞がATP不足に陥り、その結果としてアポトーシス(プログラム細胞死)が誘導されるため、がんが細胞死へと追い込まれるというわけです。
これがAcetoCareの抗がん作用のメカニズムと言われています。
なお、AcetoCareにはグラビオーラ以外にも抗がん作用を有する様々な機能性成分が含まれているため、そのほかのメカニズムでも抗がん作用を発揮しているものと考えられます。
参考:https://genepic.com/jp/sec-6th/
AcetoCareの臨床試験
AcetoCareはGenEpicと呼ばれているときに臨床試験が行われており、乳がんと前立腺がんに対して驚異の有効率を誇っています。
マレーシアで行われたステージ4の乳がん患者210名を対象にした臨床試験では、GenEpicを6か月間毎日服用した際、試験終了時に癌の兆候なし(=腫瘍消失)が178人(84.76%)、腫瘍サイズが平均50%低下(=腫瘍縮小)が24人(11.43%)という結果が出ています。つまり、有効率が96.19%というわけです。腫瘍サイズが平均30%低下も3名おり、この3名を合わせると210名中205名に効果があったということになります。
6ヶ月試験終了時 | 患者数 | % |
---|---|---|
試験に登録された数 | 210 | |
試験終了時に癌の兆候なし | 178 | 84.76% |
腫瘍サイズが平均50%低下 | 24 | 11.43% |
腫瘍サイズが平均30%低下 | 3 | 1.43% |
腫瘍サイズが平均4%増大 | 5 | 2.38% |
また、アメリカで行われた前立腺がん患者60名を対象にした臨床試験において、GenEpicを12か月間毎日服用した際、試験終了時に4名を除いて全員(56名/60名)が実質的に活動性の癌の徴候を示さなかった(=腫瘍消失)とされています。つまり、有効率が93.33%というわけです。
このように、海外の臨床試験では乳がんと前立腺がんに対し、驚異的な有効率を示したことが確認されています。
ちなみに、AcetoCare(GenEpic)は日本でも臨床試験が行われています。
2015年~2018年に日本で行われた際のデータでは、ステージ4の前立腺がんの患者13名で寛解率が76.92%、ステージ4の乳がんの患者33名で寛解率75.76%、ステージ4のその他の部位のがんの患者85名で寛解率45.88%となっています。
部位 | 人数 | 寛解率 |
---|---|---|
前立腺がん | 13名 | 76.92% |
乳がん | 33名 | 75.76% |
その他の部位のがん | 85名※ | 45.88% |
※うち16名以上の患者さま方が製品を受け取ってから2週間以内に死亡 |
このように、AcetoCare(GenEpic)は国内外の臨床試験において、乳がんと前立腺がんに対し驚異的な有効率を示すことが分かっているのです。また、その他の部位のがんに対しても効果を示すことが分かっており、がん全般に効果が期待できるとされています。
AcetoCareの副作用
現在までに、AcetoCare/AcetoCare Proによる重篤な副作用は確認されていません。
AcetoCareは抗がん剤とは異なり、正常細胞に直接障害をもたらすことはないため、大きな副作用はないと考えられています。
ただし、AcetoCareによって死滅したがん細胞から毒素が排出され、この毒素によっていくつかの症状が現れる可能性は否定できません。
実際、先ほど紹介したマレーシアでの乳がんの臨床試験では、1ヶ月目の症状として以下のような症状が報告されています。(※12日目までに80%以上の症状は消失したとのことです)
1ヶ月目の症状 | |
---|---|
重度の倦怠感 | 100% |
頭痛 | 65% |
悪心 | 22% |
膨満感、四肢の腫脹 | 18% |
皮疹 | 15% |
関節のこわばり | 10% |
下痢 | 8% |
胃けいれん | 2% |
また、成分に対するアレルギー反応なども考えられるので、その点については注意が必要と言えるでしょう。
AcetoCare Proの購入・費用について
AcetoCare Proは現在のところ一般向けには販売されておらず、医療機関専売の製品となっています。そのため、使用するには専門の医療クリニックにおいて主治医による指導が必要です。
また、AcetoCare Proはすべて自由診療となっており、保険適用の対象外の治療法となっています。費用については1か月あたり25万円前後が相場です。
ただし、中には1ヶ月18万円で行っているところもあり、クリニックによっては相場よりもかなり安くできる場合もあります。
例:医療法人医新会よろずクリニック
コースとしては1か月や3か月、6か月などがあり、期間が長くなればなるほど料金がさらに高額になっていくので、金銭面を考慮して選択する必要があるでしょう。
AcetoCare Proを取り扱っている医院については、「AcetoCare」「AcetoCare Pro」「アセトケア」などと検索すればいくつか出てくるかと思われますので、気になる場合にはぜひ検索してみてください。
グラビオーラであればサプリメントでも摂取できる
AcetoCareは臨床試験でも高い有効率を示すなど、がんの代替療法として優れた治療法です。
一方、値段がかなり高額であり、現時点では保険適用外の治療法でもあるため、なかなか気軽には試しにくい治療法とも言えます。
しかし、AcetoCare/AcetoCare Proの主要成分であるグラビオーラに関してはサプリメントが販売されているので、サプリメントでも摂取が可能です。
グラビオーラのサプリメントについてはNOW Foodsより販売されているものが人気が高く、1粒当たり500mgのグラビオーラを含むものと、1粒当たり1000mgのグラビオーラを含むものがあります。
〇1粒当たり500mgのグラビオーラを含むサプリメント↓
〇1粒当たり1000mgのグラビオーラを含むサプリメント↓
AcetoCare Proにはグラビオーラが1,200mg配合されているので、サプリメントだけでもほぼ同じくらいの量のグラビオーラを摂取できます。
グラビオーラの摂取を考えている場合には、ぜひ検討してみてください。
まとめ
AcetoCareは多種多様な機能性成分が配合されたハーブのサプリメントです。
主要成分であるグラビオーラ(アセトゲニン)によってがん細胞をATP不足へと追い込み、抗癌・抗腫瘍効果を期待できます。
国内外の臨床試験では、乳がんと前立腺がんに対して驚異的な有効率を誇っており、その他の部位の癌に対しても効果が期待できるとされています。
しかし、AcetoCare/AcetoCare Proは高額な治療法であり、なおかつすべて自由診療であることから、金銭面を考えて選択する必要があるので、その点については注意が必要です。
なお、AcetoCare/AcetoCare Proの主要成分であるグラビオーラに関してはサプリメントでも摂取できるので、気軽に試したい場合にはサプリメントで摂取すると良いでしょう。
AcetoCareについては以下の動画で開発者のトレーシー博士自身が解説されていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。(日本語での解説です)
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